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今回の増築では、お子様のご成長に伴い部屋が手狭になっていた為、洋室を1部屋増築したいとのご相談を頂きました。

建築コストを抑えたいとのご相談でしたので、限られた予算内で実現するため、シンプルで効率的な設計を心掛けました。

増築場所は、既存のキッチン裏のスペースを活用し、渡り廊下を通じて新しい洋室を設けました。

まず、屋根には片流れデザインを採用。

片流れは施工コストを抑えられるだけでなく、雨水を効率よく排水できるため、実用性も高い選択です。 

外壁には金属サイディングを使用し、耐久性やメンテナンス性を確保しました。

また、既存の裏口を撤去したため、新たな渡り廊下に勝手口を新設。

これにより、室内外をスムーズに行き来できる動線を確保しました。

さらに、お客様の生活スタイルを考慮し、防犯性や通気性を兼ね備えた縦すべり出し窓を提案。

窓を開けたまま外出しても安心できる設計とし、暮らしの利便性を向上させました。

新しい洋室は、快適に過ごせる空間づくりを目指し、細部まで配慮しました。

床材と建具には明るめの色を採用することで、広がりを感じられる明るい印象を演出。

一方で、壁紙（クロス）は落ち着いたデザインを選び、部屋全体がシックで洗練された雰囲気になるよう仕上げました。

特にクロスについては、お施主様がサンプルを見た瞬間に「これがいい！」と即決されたものを採用しました。

シンプルながらもモダンなデザインで、お客様のセンスが光る選択となりました。

部屋全体の明るさや統一感を保つよう、自然光の入り方や照明の配置も考慮しています。

お部屋のこだわりの一つとして、

奥様が漫画を愛好されているとのことで、特注の本棚を新設しました。

この本棚は、壁一面を活用して設置しており、収納力抜群。

全体をダークブラウンで仕上げ、部屋全体のインテリアに溶け込むよう配慮しました。

棚の高さは、漫画のサイズや種類に合わせて調整可能な仕様になっていますので、

これにより、コミックだけでなく、小説やCDなどさまざまなアイテムを収納できる汎用性を実現しました。

趣味の空間が生活の一部として自然に馴染むよう、デザインと実用性を兼ね備えた設計となっています。